ドイツ軍の軍幕を
パップテント・ファスナー加工
そして二股化しましたよ
このドイツ軍の軍幕を2枚、
購入したのは2017年
足掛け2年の製作期間です
ファスナー加工を自分でしようと思ってたのですが
ミシンが壊れていて放置していました
その間に、軍幕が人気となり品薄ですね
購入したところで値段を見れば
買った値段の2倍以上になっていました
当初から、ドイツ軍の軍幕を
日本だけの独自仕様のファスナー加工をして
全面に跳ね上げするつもりでした
購入した軍幕は、思ったより美品でしたが
皺があるので、アイロンをかけて
綺麗にします
ファスナーを取り付けるところにチャコで線をひきます
内側から5cmぐらいのところです
慎重に裁断しますね
ファスナーの開閉で生地が伸びないように
伸び止めテープを使いますね
切った個所をアイロンで折り込むのですが
そこに伸び止めテープを挟んでいきます
ファスナーは130cmほどのを買ったのですが
エンドの位置を調整します
ここで、ミシンが壊れているので
作業が2年ストップしました
手持ちの壊れたミシンを直そうとして
ミシンの仕組みも勉強したのですが無理
それで厚手の生地も縫えるものを探したら
シンガーのモニカピクシーDXが
お手頃で買おうと思ってたのですが
他に欲しいものが多々あり
それで、2年間、パップテント作業は放置され
忘れられた存在になっていました
そこに現れた救世主がサニーさん
アメブロの読者なのですが
独立して手縫い工房をオープンしたので
お頼み申しました
この満面の笑顔
写真のとおりの明るい方ですよ
さすがプロ!
完璧です
事前にカットもしていたので
お値段も安くしてもらえました
事前のカット無しなら
パップテントのファスナー取り付けは
5,000円だそうです
陽気なサニーさん
今度、河原でこの軍幕で
かくれんぼをすると
約束してくれました(笑)
手仕事工房さにーさんのお店はこちらです
サニーさんのGoogle Map
パップテントのファスナー加工が
2年ぶりに完成したので
やっと次の作業に入れます
ハトメをつけるのですが
生地を強化するために革を
ボンドで接着します
革が一番に強いかな
アルミでちゃっちい感じですが
まあいいっか!
軍幕ですが
ブッシュクラフトのキャンプなので
ポールは枝です
河原にはえていた雑木を伐採
軍幕の内側のポール角材は95cm
跳ね上げ部分のポールは120cm
上部にボルトを差し込みます
ガイロープも綿ロープで作りました
続いては防水加工
シリコンコーキングとペイント薄め液で
防水剤を作りますね
その記事はこちらです
246円シリコンコーキングで防水処理
5倍希釈で混合しました
1,6Lですが、3分の1ぐらいで塗れましたよ
蝋で防水する方法もありますが
こちらが確実です
塗った当初は色が変わっていますが
乾けば元通りです
これで完成
それでは、軍幕 パップテントを設営します
まずは2枚をボタン留めしますが
跳ね上がる方を上にしてください
雨水の流れを考えてのことです
サイドもボタン留めしますね
ポールの差込口のハトメは
2枚重ねますね
後ろ側をペグダウン
ポールを差し込んで起こして
サイドと全面を仮止めで
ペグダウン
ポールにロープを張らなくても
自立するはずです
軍幕がピンと張るように
ロープを1本ダウンさせます
当然、結び目は自在結びです
自在金具なんて使ってたら
軍幕が泣きます
ペグの位置を調整して
パップテント設営出来ました
跳ね上げて
これぞ日本独自の人気の
パップテントのファスナー改造です
サイズですが
高さ95cm 縦幅150cm 横幅 290cm 開口部幅200cm
ソロでもデカイテントを持っていく身にすれば
パップテントはやはり狭い
しかも、このポールがさらに狭くしている
これは内側のポールを二股するしかないですね
二股ポールの辺の長さは120cmです
二股なので当然、4本
正確には、120cmと117cmがセットです
二股の結合は蝶番ですが
3cm幅の蝶番が安くでは無いので
ダイソーの蝶番を
二つに切りました
上部にはボルトを打ち込んでいます
パップテントの二股化の出来上がり
簡単に記事にしていますが
角度や、蝶番の改造など、難しいですよ
試し張りですが
うん、広々と良い感じですね
次は実戦キャンプですが
軍幕のパップテントには
やはり立ちカマドで挑みたいですね