2018年1月3日水曜日

鉄工やすりからナイフ作り

鉄工やすりからナイフ作り


今回は鉄工やすりからナイフを作りました

鉄なら何でも「ナイフ」に出来るわけではなくて
炭素工具鋼や合金工具鋼から出来ている「やすり」が
ナイフに加工するのに適しています






平型の鉄工やすり。目が無くなり廃棄処分するつもりでした
これから二つのナイフを作る予定です
焼きなましをして鉄を柔らかくします


二つに裁断
焼きなましをしなかったら
時間がかかったでしょう



ディスクグラインダーでナイフの形にカット



グラインダーで加工していきます




グラインダーでは、こんな仕上がりです




続いて、ヒルトといって刃の部分と持ち手の間に入れる
指の滑り止めのための突起を作ります
キーで製作しました



ディスクグラインダで粗削りして
手動でやすりがけ




この段階になって、設計図を書きます
実はヒルトを作らずに
鉄をむきだしのままのつもりでしたが
持ち手(ハンドル)も取り付けることにしたので
ここで設計図
いつも作りながら設計していくとう
適当な性格です





ヒルトの取り付け穴 2φ
ハンドル材の取り付け穴 4,5φ
紐取り付け穴  6φ


ハンドル材は 欅です



焼き入れと焼き戻しをします
焼き戻しは使い古しの天ぷら油で200度です



焼き戻しの後は、黒いのと油っぽいので
早く磨いてあげないといけませんね



ペーパーで80番→320番→400番
耐水ペーパーで1200番→2000番




最後は、回転砥石で研磨


最後の最後はパフ研磨



ヒルトをステンレス釘で取り付け
接着剤は エポキシ2種混合です


ハンドル材も接着
片面取り付けて、ボルト穴あけて
両面取り付けです



24時間後、コチコチに接着しました
ボルト締めはいらない感じ




ハンドル材を形成していきます


欅は磨いていくと、ほんと良い感じになります


この部分は鉄の部分がないので
埋めます



ハンドル材との接合には、
シュナイダーボルトを使いますが、
値段が高い。1000円以上します
それで、格安の組ねじを利用するつもりでしたが
+の切り込みを試しに研磨してみると
頭の部分が無くなってしまうので、使用不可に!
それで、単に釘を接着するだけにしました




4,5mmって、コンクリート釘しか
ホームセンターにはありませんでした


ボルト代わりの釘を切り取り
あとは最終、成形します
再度、ペーパーかけて、パフ磨きして
砥石で刃をつけます
ハンドル部は蜜蝋を塗ります

鉄工やすりからナイフ作りの完成です



初めてにしては、なかなかの良い出来栄え
満足です


やすりのギザギザが残ってて
ファイヤースターターも使えます


上から
 下から



ハンドルの所もやすりの面影が!


後ろから







丸鋸からナイフの製作













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