お盆休み前の大掃除で草刈りをしたところ
ヨモギがたくさん刈りとられました
ヨモギは山菜やよもぎ餅、それにお灸の艾(モグサ)と
人間様に非常に役にたっているのですが
このまま刈り取られて無駄死にするのもかわいそうなので
ヨモギで染色することにしました
これが無駄死にするところだった ヨモギ( 蓬と書きます) |
染める衣料は天然素材のほうがいいです こちらは麻100% 一度、洗って乾かします |
まずは 「呉汁」を作ります
濃染処理をするためです
植物性繊維の綿や麻は 大豆などのたんぱく質で処理することで
濃い色に仕上がるのです
濃染剤カラーアップ や未調整の豆乳でもできますが
ナチュラルテイストがモットーです
ナチュラルテイストがモットーです
服の重さが200gなので 呉汁は約3倍の600cc それで大豆は60g 10倍の希釈です |
こんな感じで水ごとミキサーにかけます |
30分間「呉汁」につけて 絞って、天日で乾かします |
水洗いをして、ごみを取り また虫も取って、殺生をしないようにします |
30分ぐらい煮立てます ガス火だと弱いので薪で燃やしています |
ざるで濾して、染色剤の出来上がり お湯を足します |
それでは染色します 服を入れて 5分ほど煮立てて その後、火から下し、30分ほっときます |
媒染液を作ります
媒染(バイセン)は 化学反応を起こして、より染まりやすくする作業です。
みょうばんを使った 「アルミ媒染」で行います
みょうばんを使った 「アルミ媒染」で行います
衣料の重さの20パーセントなので 今回は40gです
ミョウバンって 硫酸アルミニウムカリウムです |
30分たったらヨモギの染色剤から取り出し 水洗いして 絞ります |
先ほど説明したミョウバン40gに水2Lで 煮立てて、ブクブク泡が出たら火を止めて 服を入れて 15分おきます |
そして水洗いをします |
この煮染めと媒染の作業を
好みの色になるまで繰り返すのですが
今回は 染色を3回 媒染を2回でやめました
最後は 必ず 染色で終わるように!
このナチュラルな味わい
天然の素材の優しさがあふれてて
大満足です
今回のヨモギ染めで参考にしたのが
暮らし家 きよさんの記事でした
自然を大切にする気持ちもいただきましたよ
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