マホガニー(アフリカン)で作るコンサートウクレレです
通算、第6作目となります
今回は、バインディングに挑戦で、
それは上手に出来たのですが
弦を張ってから気づいた
まさかのブリッジの位置の
間違い
大手術を施し、整形手術もし
不具合で生まれてきたこの子を
大切に育てていきます
今回は特に板厚を18mmにしてみました
これはサイド板をペインティングアイロンで曲げた後の
固定化作業です
ホールは54mm
カッターで空けるのが一番間違いないです
このあたりはスラスラと
ノー問題です
この絵が好きです
ここまでは、慣れたもので
難なくクリアです
さあ、
これからが初のバインディングに挑戦です
どうやって、縁取りをするかいろいろ調べました
専用の器具を製作してる方もいました
でも単純にトリマーで削ることにしました
1.6mm削るのです
ビットで削る幅を1.6mm 深さを6mmにすれば良いのですね
上の写真のように設定しました
何度も練習をして、自信ができたところでトライ
上手くいきました
丁寧にする限り、これは問題ないですね
バインディングですが
セルロイド製でアワビの殻のデザインで
160cmx6ミリメートルx1.6ミリメートル
アマゾンで320円でした
接着剤はエポキシです
固定は紐でがんじがらめ
少しはみ出ているところは
帯鉄の切れ端で削ります
カッターとか鉋よりも帯鉄が一番でした
この削っていく作業が妙に楽しいですね
ヒールはシャム柿です
この辺りも慣れたものです
ここで問題がありました
ネックと指板は、めんどうなので
中国製の安いものを購入したのですが
ペグ穴が10mm
これって、既成のペグは8mmがほとんどなので
丸棒を接着して
そこから今度は8mmに穴あけをしています
塗装は、シーラー、オイルステイン、ラッカースプレー
ラッカーは2缶使いました
1週間おいて、コンパウンドで磨きます
鏡面にしてますが、
まだまだ、勉強と経験を積まないと納得できないですね
驚愕!!!!!
ブリッジを貼り付けて、弦を張ったところ
開放弦で、凄く良い音が!
弦はハルカスでは無くて
オルカスです(よく間違います)
でも、コードを弾くとオカシイ!
ん!!!
まさかのブリッジの位置間違い!
ブリッジのラインをひいた時に
上のラインなのに
下のラインと勘違いしたのです
タイトボンドは熱や水に弱いので
水につけたり
アイロンかけしてみましたが
びくともしません
仕方ないので切断です
傷つかないように
ステンレスの超薄板をひきます
予定ではブリッジの跡が残るはずでしたが
端だけが残り、後は接着面まで切り取れました
仕方ないので、残ったブリッジを削りだします
外科手術が終わり
赤チンを塗ります
(若い人は赤チンって知らないですよね)
塗っているのは、オイルステインです
その後、ラッカーを吹きます
そんなに綺麗に傷口が消えるとは思えませんね
傷口を隠すなら、全面、塗装を削らないとだめですね
どうやって、美容整形するかを色々考えたのですが
音質も考えて、ステッカーにしました
ハイビスカスの登場です
このウクレレのテーマはハワイですからね
やっと完成しました
不具合で生まれてきたこの子は
ず~と大事にします