2016年4月29日金曜日

シャム柿で作るスマホカバー



表札を作るつもりで買った銘木の「シャム柿」

それをスマホカバーにしてみました
目指すは、鏡面仕上げです


材料です
黒柿ほど高価ではありせんが
銘木の「シャム柿」の板です


Amazonで260円で購入したスマホカバーケースです



ざっくりとケースのサイズにカットし、接着します



厚みは6mmほどでしょか。
カンナで削ったら、固すぎて削れず
ヒビが入ってしまいました




仕方ないので、ローラーに紙やすりを張り付け、削ります



割れの部分は穴埋めします



スマホの形状にカッターナイフで切り取ります

これからは、塗装過程

目指せ 「鏡面」





今回は、クリアラッカーを10回ほど吹きました
途中、シーラーで肉盛りしています
ペーパー水研ぎも当然です



研磨する前ですが、いい感じの光沢です
割れの部分も目立ちません


仕上げは、コンパウンド磨き→車のWAX磨き→蜜蝋フィニッシュです




ビフォー・アフター



鏡面完成です




2016年4月26日火曜日

ウクレレスタンドの製作



ウクレレ仲間から、
ウクレレスタンドの製作をお願いされました

依頼主の要望で、高さ45cm 幅50cm 奥行 18cmのサイズです
設計図なんてありません
自分の頭の中でイメージを作って
それをもとに形にしていきますね



2500X180X35ミリの無垢材が材料です



カットします
丸棒は檜の枝です


真っ直ぐに作れば簡単なのですが
ウクレレの曲線の柔らかさに合わせて、こちらも曲線です



のこぎりでカットするのに1枚40分かかりました


切抜きにして、はめ込むのですが
後から、考えるとそんな必要はなかったです
見栄えからも、切り取らなければよかった



ウクレレを支えるパーツは曲線の板材でも良かったのですが
木の枝のイメージが強かったのでこちらに

釘やダボは使わずに タイトボンドのみで接着




曲線の部分をもっと柔らかくするために
トリマーで、ひょうたん型に削ります


ペーパーをかけます
この材木は固いので、トリマーを早く動かすと、欠けてしまい
遅く動かすと焦げます
難しいですね


デカールでDEBUSのロゴを作ります
デカールって、プラモデルの製作とかでよく使う
水で濡らして貼りつけるシールです
家のプリンターで製作できますよ



これは間違えて上下逆に貼り付けてしまいました


上から水性塗料を塗れば、デカールを保護できます



塗装ですが、水性のライトマホガニーです



完成です
製作日数は1週間



引き渡し前に、自分のウクレレで記念撮影





2016年4月10日日曜日

紙芝居舞台(本体)の製作①



紙芝居の本体の製作記です
昔ながらの、紙芝居は自転車の後ろの載せて
その上から紙芝居を披露します
終わると、色んなお楽しみが引出から出てくるという
子どもにとって、夢のような舞台です

こちらでは、その引出しと一体型の製作をアップします


この謎の設計図(笑)をもとに作っていきますね


これが完成形です
上の蓋を開けると、紙芝居の舞台が起き上がり
紙芝居の始まりです



材料は、基本は合板です
無垢材を使うと重いので移動に不便ですしね

寸法表を起こしてカットします
寸法を考えるのに、あ~でもない、こうでもないと
頭の中がぐるぐるですね



まずは下部の引出ボックスづくり
釘やビスを使うと外観が良くないので
ダボ等やタイトボンドで接着します


外側からビスで留めると楽なのですが
そんなことは、したくありません


引出以外は完成です
3段の引出しで
上部は箱で、紙芝居の舞台を収納するところです
下部は自転車と固定するために
2cmの空間を空けています



引出しなんて未経験です
少しの寸法違いも許されません
がたつきますもんね
難しい~~!
こちらも基本、タイトボンドで接着

引出しは見える部分には
シナベニヤを突板みたいに張り付けています
仕上がりの良さと 厚みを増して、丈夫さをだすためです


これから塗装過程に入るので
マスキングテープをします



との粉をして、塗装へ!




次は収納式の紙芝居の舞台の製作です
実は私の勘違いから、寸法が小さすぎて
トランスフォーマーばりの折り畳み式に
フレームとなりました




材料は南洋材の硬木です
コの字に接着して
内側をトリマーでひょうたん型に削り
装飾します

こんな感じです


先に塗装しています




次は楽器でいう「インレイ」
アワビの貝殻から 「つ」の字を切り出します



」の字に切り出し!
何故「」というのかは秘密です




本体の方を「つ」で彫ります

楽器と一緒でエポキシ系の接着剤でくっつけます



左右と上に羽を取り付けます
蝶番で折り畳み式です




これで従来のサイズの紙芝居の舞台の枠と同じです


本来は、シナ合板で後ろの部分を作る予定でしたが
設計ミスでスペースが無いので
アルミ板で作ります


厚みのあるアルミ板の形成なんて
手で行うと固いし、均等に曲がらないかもしれないので
フォークリフトの爪で曲げます



紙芝居を出し入れする半円の切り取りは
グラインダー使用です


アルミむき出しは、統一感が無いので
木目の張り紙を貼ります


クロスを貼る感じです
曲面が難しい
1度失敗して、やり直ししています





片方のサイドは板でふさぎます






貼り合せはビスとボンドです
舞台はこれで大体の完成です




塗装過程は、あとに記すとして
上部の造作です

上部の天板を蝶番で留めます
この天板が紙芝居の舞台を裏から支える役目をします



別の舞台とドッキング用にメス型ナットを埋め込みます



紙芝居の舞台の収納のセットをします
蝶番で支えるところを削りだします
そうしないと収まりません




見栄えのために蝶番を隠す当て木です
また段が出来てちょうどいいのです


アルミの薄板ですので、舞台とはナット留めです




やはり、うまくはまらないので
仕方ないので、本体を削りだします
とほほ!”


ボルトの当たるところも削ります


 前の部分も当て木をします

 うまく収まりました
舞台の裏側に滑り止めを付けます
これで、天板の支えがききます




角度の調整はチェーンの引っかける位置で変えれます
また、このチェーンをしないと重みで、前に倒れてしまいます

後ろから見た上部の完成形
 前からです
起こしてから、羽を広げて
フォーメーション完成です

塗装過程
との粉、プライマーで導管をふさぎ
油性のウレタンで10回以上、塗りました
コスパを考えれば
高いけどシナ合板ですれば良かったと
反省です




途中、水研ぎもしています


今回、初めて2層式のウレタンのクリアを仕上げに吹きました



硬くて厚みのある美しい塗装面が出来上がるはずですが
一部に木部への吸い込みがあり、ハゲてきています
鏡面仕上げを目指したのですが
塗装に関しては、もっと勉強しなくてはなりません




塗装面の研磨は、コンパウンドで磨き
ホワイト車用のワックス
羊毛で磨きます



最後は蜜蝋でフィニッシュ


専用の箱も作りました






金具も取り付けます

これは移動の時に引出しが開かないように
ゴムバンドを引っかける金具です

ラベルも取り付けます


ここには書ききれない色んな作業もあり
また試行錯誤で失敗も多々ありましたが
なんとか完成です

自転車への取り付け方法は、自転車を見て考えますね