2016年5月8日日曜日

超デカいウクレレの製作



特大のウクレレの製作

でかいと、音も良いと思い
真ん丸で大きいウクレレを作ろうと思いたちました
サイズは、全長57cm ボディーの直径30cm
サイド7cm, 弦の長さは42cmです
上の写真の横のウクレレはソプラノですので
超でかいのが良くわかります


サイドは南洋材の超かた木
ボディーは北海道産の雑木らしいです(200円)
下の写真がそうです
ネックは杉です


まずは、型から作ります
コンパネで作る簡易版です



2枚の型に、内部は角材で厚みをもたせます

型ができたので、サイドの板を貼ります
円ですので、1枚の板で一周させました
竹で力を加えます


4回失敗しました
どうしても割れてしまいます
なんとか成功



200円で買った板からトップとボトムの板をくりぬきます
4mmの厚みがあるので2mmまで磨いて落とします
最初、プレナーをかけたのですが、硬いので割れてしまいました
それで、仕方なく手磨きです

実は30cmもある乾燥した板がなかなか見つからず
このデカウクレレの製作は、ここがネックでした

未乾燥のもので4回トライしたのですが、全て割れが入ってしまいました

この板は 峠の100円店 で200円で購入しました
やっと巡り会えたって感じです



ライニングを付けます



ボトムはこんな感じ
ブレーシングはなるべく少なくです



トップです


今回は、ホールはカッターであけました


貼り合せます



ホールの位置を悩みましたが、インスピレーションです




ネックは杉材です 加工しやすさからです
結合部分は、角材を貼り合せます

指板は、サイドの板と同じものです
ネックも削り終わりました




指板をブラックローズで塗ります


間違えてしまいました
フレットの切込みの前に、指板の形状にカットしちまいました
こうなると垂直を出すのが難しいです


フレットの打ち込みは楽しいですね
ハンマーのゴム面で叩き込みます



ボディーとネックの結合は大嫌いです
どうしても隙間がでます
それで、今回は垂直にして結合です


ダボを打ち込んであります


指板を接着します



今回は水性塗料です
ライトマホガニーにしました

結論ですが
水性塗料の良いところは

・作業が楽。1日に何回も塗れる
・匂いがほとんどしない
・デカールの上に塗れる
良くないところは
・光沢があまりでない





デカールを貼り
ブリッジも接着します


ネックにもデカールでロゴを入れます



コンパウンドで仕上げ


ペグはfamousのペグをギアペグに代えた時の元のペグを使います


ポジションマークとサイドポジションも入れます



弦はワースの弦です


これで完成
肝心の音質ですが、よく響く美しい音がしますが
1弦の音が何故か気に入らないですね
エイジングしていけば、さらに良くなるとは思います
なにかの機会にまたアップします