2015年1月3日土曜日

自作赤道儀;星空を写そう

自作赤道儀;星空を写そう


自作赤道儀
星空を撮影しても、星は動いてしまいます。30秒も露出するとブレてしまいますよね。
そんな時は赤道儀で星を追尾するのですが、本格的なものは高価ですし
ポータブルでも高いですよね
それで、作ってみることにしました。検索すると色々でてきますが、
ボルトでクルクル回すのが面白そうなので、製作してみます


自作赤道儀の理屈は

地球は一日に360°自転しますから、星は1時間で15°、1分間で0.25°回転しています
それで1分間に0.25°カメラが回転すればいいのです。
その動かし方ですが
ボルトはピッチが決まっていますから
それをもとに計算してボルトで押して軸を1分に0.25°動かせばいいのです
それで他の方の計算式によりますと
ネジと軸の間隔 = ネジのピッチ÷Tan 0.25°
        = ネジのピッチ×229.2

それで
使うボルトはM6のボルトです(ピッチは1mm)
それと軸とボルトとの距離は229.2mmとなります。


それでは、自作赤道儀を作ってみます!

自作赤道儀の材料はその辺に転がっていたよく乾燥した板;
厚み20mm幅70mm
ホームセンターで買いそろえた金具類 
後から買い足したのもあっても1000円足らずでした

自作赤道儀のパーツのサイズにカット 300mmぐらいです
土台と上の動くパーツ、それとカメラの台とボルト部分です
サンダーで研磨

ドリルで各部を穴開け 229.2mmは慎重に



 次に三脚に取り付ける部分を削ります。クイックシューの形に型を取りノミとやすりでゴシゴシ





三脚への取り付けですが、インチねじのナットを埋め込み又、外側から金具で締め付けます


これが三脚部の完成形 ここに緩みがあると星がブレるのでしっかり密着させます

次に自作赤道儀をボルトで組み立てます

雲台を取り付ける部分です
回転する方の板の上なら理屈上どこでも構いません
この雲台はamazonで約2,400円でした
続いてボルトくるくる部分の製作です
M6のボルトですが、回すことを考えてU型のを切断しました
メスの方ですが木片に埋め込みです


こんな感じです
1回転が1分ですので時計の秒針に合わせながら動かしていきます


「極軸」を北極星に向ける筒です
収納を考えて取り外しできるようにしましたが
赤道儀の板に対して直角が必要です
この筒の下から北極星が見えるようにします
星座はスマホアプリの「星座表」か「Google skymap」を使うと便利です

カメラを据えて自作赤道儀の完成!



収納BOXは少しはみ出してますがご愛嬌ということで

試し撮りですが、まだまだですね
色んなノウハウを勉強しないとだめです
星空撮影は奥深い沼だというのが分かりましたよ












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